各教室で受講する2年生

芳賀中2年生が認知症を学ぶ

さりげなく手助けしたい

文化

 芳賀町健康福祉課地域包括支援センターは9月30日、芳賀中学校で同校2年生を対象に認知症サポーター養成講座を開いた。
 町内で認知症の人が増えており、中学生の内から認知症について正しい知識を持ち、出来る事を考えてもらいたいと行った。
 講師の町職員は多目的室で電子黒板を使って講座を行い、2年生(4クラス)は各教室で講座を受けた。
 講座では、認知症は、だれにでも起こりうる脳の病気で2025年には5人に1人がなると言われていること、芳賀町の高齢化率は(町の人口に占める65歳以上の人口)32・2%、町では8月から認知症の人の衣類や持ち物に「どこシル伝言板」シールを貼っているので、シールを貼っている人が困っていたらQRコードをスマホで読み込んで欲しいと呼びかけた。最後に変わらない大切な事として、認知症と関わるのではなく「人と人」が関わりあうことが大切と話した。
 受講を終え山本悠海さんは「誰もがなるかもしれない病気だと分かった。これからは今日学んだ事を活かしていろんな人を助けていきたい」星野暁彦さんは「認知症の人と接する時は、さりげなく自然に手助けするのが良いのだと分かりました」と関心を高めていた。受講生131人には「認知症サポーター受講者」のカードが贈られた。

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