認知症について解説する若山さん

認知症正しく理解を

真岡工業高校でサポーター養成講演会

社会

真岡工業高は3月14日、認知症について正しく理解してもらおうと、当時の1、2年生約310人を対象にサポーター養成講演会を同校体育館で開いた。 人権教育の一環で、人を思いやる心を育み行動できるようになってもらうことを目的に実施。真岡市健康福祉部いきいき高齢課の若山香穂さんが講師を務め、認知症の症状や接し方の心構えを具体的に紹介した。対応の心得として「驚かせない・急がせない・自尊心を傷つけない」の三つの「ない」を挙げ、「まずは見守る」こと、「後ろから声を掛けない」こと、「目線を合わせ、やさしい口調を意識する」ことなど、七つのポイントを丁寧に伝えた。その後、市社会福祉協議会の榎戸忠明さんが成年後見制度について説明。生徒たちは約1時間、講話に耳を傾けた。
 機械科の阿久津匠さん(17)は「自分は早口になりがちなのでゆっくり話すことの大切さを知ることができた。認知症の方を見かけたら今日学んだことを実践しようと思う」と話した。

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