近代看護を築いたナイチンゲール

社会

フローレンス・ナイチンゲール(1820~1910年)は、クリミヤ戦争に従軍して看護団を結成。「クリミヤの天使」と称された▽90歳で没するまで多くの文書を残した。「看護覚え書」では「看護がなすべきことは自然が患者に働きかけるのに最も良い状態に患者を置くこと」と記し自然の法則、自然の治癒力、生命力を重視、「人間の生活」のあり方では、誰もが健康で人間らしい生活を送ることのできる社会をと説く▽その「看護思想」が看護界に今なお継承されている。

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