旧茂木東小の金次郎像周辺を清掃する会員

金次郎像周辺をきれいに

茂木報徳会会員が草刈りや剪定など

社会

 二宮尊徳の教えを学ぶ「茂木報徳会」(羽石勲会長・会員18人)は11月8日、茂木町内にある廃校になった小学校跡地に建つ二宮金次郎像周辺の清掃を行った。
 同町には現在4つの小学校があるが、かつては18校あった。どこの学校にも薪を背負いながら本を読み学んでいる金次郎像が建てられていた。現在、町内には廃校になった跡地も含め11の金次郎像が残っている。
 今回の活動は、11月の常会として取り組み、町の了解を得て、町や地域、民間が管理している以外の旧桜井小、坂井小、茂木東小の3校の金次郎像周辺を清掃した。
 会員らは、分担して持ち寄った刈り払い機、剪定ばさみ、のこぎり、鉈、草刈り鎌などで、像周辺の草や伸びた木の枝などを刈ったり切り取ったりした。
 同会は、人材の育成やまちづくりにつなげようと昭和29年、初代茂木町長の羽石菴氏により創設され、笹島保会長、現羽石会長へと受けつがれ、現在30~80歳代の会員が月例会を開き、また駅舎周辺、尊徳仕法による遺構の環境整備、出前紙芝居などを通じて「至誠・勤労・分度・推譲」「積小為大」「一円融合」を学んでいる。

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