鳥居に設置されている提灯

鳥居に季節の提灯を設置

真岡市の大前神社と「わたや」が初コラボ

文化

 真岡市東郷の大前神社社殿前の鳥居に季節をデザインして描いた一対の提灯が設置され、参拝客の目を楽しませている。
 コロナ禍でさまざまな年中行事の中止が相次ぐ中、季節の移ろいを楽しみながら歳時のいわれや大切さ、地域の良さを再確認してもらうきっかけにと同神社と同市荒町の節句人形・提灯専門店「わたや」が初のコラボで企画した。
 最初に掲げたのは十五夜をイメージした月と餅つきをするウサギが描かれた提灯で、第2弾として現在は稲穂と赤トンボの絵柄の提灯が飾られている。
 提灯は、同神社の御朱印の絵柄に合わせて描かれている。御朱印のデザインは、巫女さんのアイデアも取り入れられ、女性ならではの感性が光る。
 同神社の権禰宜・井上潤一さん(32)、わたや専務・西村和浩さん(39)は「若い人にも提灯を通じて伝統文化の素晴らしさや四季の移ろいを感じてもらいたい」と話す。インスタなどSNSでも県内外に発信されている。

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