完成した新本社・宇都宮物流センター

福田知事

船田衆議院議員

星野町長

五月女県議会議員

江連理事長

あいさつする佐藤専務取締役

関係者による記念撮影

ABCロジテム株式会社
新本社・宇都宮物流センターが竣工

上三川インター南産業団地の3区画
総面積3万5919平方㍍、3月操業開始

社会

首都圏エリアを中心に、食品メーカーの物流拠点間の冷凍・冷蔵配送や、卸・小売業者への共同配送事業を展開しているABCロジテム株式会社(宇都宮市西刑部町2732―3、大塚勝己代表取締役会長兼社長)の新本社・宇都宮物流センターがこのほど、上三川インター南産業団地(上三川町石田2068―1他)内に完成。10日に福田富一知事ら来賓約230人を招き、盛大に竣工披露式が行われた。
重要拠点へ倉庫機能強化
厳かな雰囲気の中で神事が執り行われた後、披露式では同社の佐藤勝専務取締役が「トラック約160台をフル稼働し、首都圏および関東一円への物流サービスを幅広く提供したい。より多くのメーカーや地域社会に貢献できる企業を目指し、全社を挙げて業務にまい進する」とあいさつし、関係者に心から感謝の意を表した。
 来賓からは、福田知事が「本県経済を支え、社会貢献活動にも積極的に取り組む貴社に敬意を表する。完成した物流拠点の機能を最大限に発揮してほしい」と同社の一層の躍進に期待を寄せた。
 また、船田元衆議院議員は「大塚会長の経営理念は〝誠心誠意〟。ネットワークを生かして物流を効率化し、地域発展に貢献してほしい」、星野光利上三川町長は「就任当初から、交通の要衝である本町に優良企業を誘致したいと思っていた。分譲にいち早く手を挙げていただき、感謝申し上げる」と祝辞。五月女裕久彦県議会議員、県土地開発公社の江連隆信理事長もそれぞれ祝意を示した。
 その後、設計・監理を担当した㈱SG企画(東京都豊島区)の久保田佳克代表取締役、施工を担当した大協建設㈱(足利市)の高橋孝明代表取締役社長に感謝状を贈呈。祝宴では華やかなフラダンスが披露された。
 同社は2020年10月、上三川インター南産業団地の3区画(総面積3万5919平方㍍)について、県土地開発公社と土地売買契約を締結。同年12月から建設工事に着手した。
 新センターの倉庫棟は、冷凍倉庫(第1センター)と冷蔵倉庫(第2センター)により構成される。荷さばき・加工作業場を含む延床面積1万6765平方㍍の大型倉庫となり、トラックバース(トラックへの荷物の積み下ろしスペース)は51カ所設置。整備工場や給油施設も併設し、北側には延床面積1610平方㍍の本社棟を建設した。
 壬生物流センターの機能を移転し、3月25日に操業を開始。現本社・宇都宮物流センターは、4月末までに機能移転する。センターの統廃合により、借地地代や老朽化設備の修繕費削減、人員効率化、水道光熱費の削減効果などが見込まれている。
 移転完了後、現存の両施設は年内に解体。4月には佐藤専務取締役が取締役社長に就任し、新体制でのスタートが切られる。関係者による記念撮影

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