製作した入退場門とPTA執行部

コロナに負けない DIYで入退場門製作

真岡西小PTAが今だからできることをと
子どもたちの楽しむ姿に思いを馳せ

社会

 真岡西小学校(大越武校長・児童843人)のPTA執行部(竹本昌彦PTA会長)は、会の事業として同小の運動会用の入退場門6基をDIYで製作、教育現場の整備を図った。
 新型コロナウイルス感染防止のため保護者が見に行ける運動会が中止となったことから、PTAとしてこんな状況下でも子どもたちが楽しめる環境を整え学校を支える活動ができないかと考えた。
 これまで使用していた運動会用の入退場門は腐食が出て、さらに地面を掘って埋め込むなど、設置するのに苦労していたことから新たな入退場門を作ることにし、10月10・11日の2日間で製作。設計をして、木材をカット、ビスを打って組立て、ヤスリがけをして、紅白と「入場門」の文字をペンキで塗った。簡易的に杭を刺して簡単に設置できるタイプの入退場門が完成。6基あるので学年ごとに飾り付けやメッセージが書けるようになっている。
 竹本PTA会長(46)は「PTA執行部が力を合わせて楽しくDIYできたのが何より。この入退場門が使われるのを待ち望んでいます」と、子どもたちが楽しむ姿に思いを馳せていた。
 同小では、保護者参観が無い、2学年ごとに分けて行う今年度の運動会(11月)から使用。大越校長は「子どもたちのために製作してくれたことを心から嬉しく思う。有効に使わせていただきます」と、PTAの善意に感謝していた。

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