感謝状を贈られたファミマ長田店店長(左端)と亀田さん(中央)

LINE・電子マネー…特殊詐欺に気を付けて

社会

 「LINE」を使った投資詐欺や電子マネー型の架空料金請求詐欺など特殊詐欺は手口が多様化、巧妙化している。被害者はお年寄りから若者まで広がっており真岡署では注意を呼びかけている。同署は2月22日、詐欺防止に貢献した2事業所に感謝状を贈った。

~足利銀行芳賀支店~

 感謝状を受けたのは行員の白井朱美さん(当日欠席)、小林亜紗美さん、石塚玲子さん、次長の渡部英明さん。
 1月26日、市貝町の50代女性が来店し振込依頼を受けた。LINEに入った情報から振込をしようとしている様子に詐欺被害を疑い、行員が連携して情報収集し、振込を思いとどまらせた。警察に通報し詐欺被害を水際で防止した。
 令和5年度に同支店で詐欺被害を阻止したのは3件目。朝礼で顧客の大切な預金を守るため、あやしいと思われる振込に関しては防げるよう共通理解を図っている。また、LINEを使った投資詐欺などの手口が出てきており、新聞やテレビなどの報道に耳を傾け、知識を得ておくことも大切という。
 4人は「お客様が被害に遭わず本当に良かった」と話した。

~ファミリーマート長田店~

 感謝状を贈られたのはファミリーマート真岡長田店の山口文晃店長と店員の亀田勝江さん。
 1月19日、真岡市の80代男性が来店し、電子マネー購入の申し出を受けた。常連客だったので話を聞くと、パソコンがロックし、現金を振り込んでくれというメッセージが出たことへの応対だった。亀田さんは前日、詐欺被害防止のテレビ番組で同じ内容が紹介されたことを思い出し、店長と連携して説得した。ちょうど、別件で真岡署警察官が店のバックヤードにいたことから連絡し、詐欺被害を未然に防止した。

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