ネクストゴール支援募る

益子町と英国の国際交流100年

社会

 益子町と英国セントアイヴス国際交流100年記念のシンボルモニュメント設置に取り組む益子エール実行委員会(平野良和実行委員長)は、制作を目的とするクラウドファンディング(CF)で目標額の200万円を達成し、ネクストゴールを目指してさらに支援を募っている。
 益子町の人間国宝で陶芸家の濱田庄司が英国に渡って100年が経ち、今では両地の中学生の交流にまで発展している。
 ネクストゴールは、両国の中学生の交流として町内の中学生が益子焼の大皿などを製作してセントアイヴスの中学校に贈る取り組みで、目標額を320万円に再設定し、内外に支援を呼びかけている。
 CFの支援状況は、2月24日現在、町内外の153人から258万5千円が寄せられており、ネクストゴール目標達成までに60万円余となっている。
 町からはこれまでに8回で95人の中学生がセントアイヴスを訪れた。昨年は国際交流100年記念にと、セントアイヴスから初めて生徒10人が益子を訪れる予定だった。しかし、新型コロナの影響で英国はロックダウンという厳しい状況で、来日が叶わなかった。これを受けて今回来日を楽しみにしていたセントアイヴスの学校や生徒に益子焼の径40㎝の大皿に一昨年渡英した中学3年生にメッセージを書いてもらい、また手び練り作品と共に贈ることにした。さらに中学生同士のオンライン交流会などを予定。ネクストゴールで同活動の支援金を募る。
 同実行委員の塚本倫行県民芸協会事務局長は、「これまでの100年に感謝し次の100年に繋げる取り組みに向けて協力をお願いします」と支援を呼びかけている。

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