いちごバスに乗車し、アナウンスに耳を傾ける石坂市長(左)と真岡女子高放送部員たち

車内案内は真女高生

いちごバスPR/放送部員が一役

社会

中心市街地を巡回する真岡市のコミュニティバス「いちごバス」の利用を促進しようと2月23日から、車内アナウンスが機械音声から真岡女子高放送部員による音声案内に変更された。同日、石坂真一市長に披露するため、録音に携わった2年生の市村千夏部長と黒子美咲さん、橋本絢音さんが学校近くのザ・ビッグエクストラから市役所まで、左回り路線に同乗した。
 車内アナウンスは真岡まちづくりプロジェクト(通称「まちつく」)活動の一環で、「いちごバスがもっと親しみが持てる公共交通になるように」と、まちつく2期生黒子さんらの発案で実現した。
 録音は昨年11月。黒子さん、市村部長らが停留所全43カ所を案内。木綿会館、大前神社など8カ所のバス停では施設の特徴や歴史を紹介している。銚子電鉄などを参考に生徒たちが工夫を凝らしたという。真岡女子高前では「『強く、聡く、美しく』をモットーに毎日充実した生活を送っています」とアナウンス。
 市村部長は「私たちのフレッシュなアナウンスで乗車された方に元気を与えられたらうれしい」と話し、石坂市長は「特色あるアナウンス。市をもっと知るきっかけになれば」と市民らの足としていちごバスの利用増に期待を寄せた。

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